有川浩の小説の、自衛隊三部作みたいという印象。
スラムの状態の描写や、政府の保護活動、「住まわせる」という表現がアメリカにおけるアジア系移民とか黒人みたいで、まあ人種差別モノって感じはした。
リアルなニュース映像とか防犯カメラの映像とかが多用されてて、すごくスリルを感じるさくひんであるのはまちがいない。イメージはきっと中東戦争なんだろうな〜って思ったけど違うのかな
ただ、何にせよ登場人物がみんな心底嫌なやつだったし、エビは頭も良くて強いんだから、人間にひれ伏してるのは矛盾してると感じるところが随所。
着地あんまりおもしろいとは思わなかった。