ゴンザレスチャップリン

第9地区のゴンザレスチャップリンのネタバレレビュー・内容・結末

第9地区(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

エイリアンを差別する立場の主人公が差別される側に変わっていき、加害者が被害者になることで、自身の無意識の行為の酷さに気づいていく構図が非常に良かった。映画冒頭、エイリアンは異質で下劣下等という前提を見てる人含め皆に付けているが、映画が進むにつれて、「皆同じ生命である」という考えを持つことが出来る。
現実でも子供の頃に虫を殺したことがあったが、それも映画の中と同じ罪悪感のない加害者であるという考えができるので、そういう立場から物事を考えて生きて行こうと思った。