自分が嫌悪していた存在になってしまう、というどぎついアイロニーが効いていてほんとに面白い。エビが絶妙にキモくて、観ている自分もいつの間にかエビを嫌悪してて、エビの優しい心を見せられた時は罪悪感を感じさせられた。
社会派SFと言われているけど、全然エンタメとして楽しめたし、自分は社会性をほぼ感じず観てた。たしかに、エイリアンが侵略する存在ではなく、移民として人類と共存するという設定や、政府や企業が金のタネを追いかける構造が、現代的で色んなものに置き換えることができる点で社会性のある作品なのかと思った。