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サードのsのレビュー・感想・評価

サード(1978年製作の映画)
4.0
物凄くATG作品な寺山修司のサードを永島敏行×森下愛子で。時々見る悪夢に消えるホームベース、揺れるカメラが青春の暗い陰影を色濃く滲ませ息苦しさを助長させる。ホームベースがないのだからホームベースを求めて走り続けるしかないという人生への執着の暗喩。スポ根でもなく絵に描いたような青春ドラマがあるわけでもなく地味でリアルで安易に希望を見せない。もし10代の頃観ていたら人生辛すぎじゃんと思って日常生活に何かしらの弊害が生じていたと思う。観てなくてもしっかり生じているけれど
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