ちろる

1980(イチキューハチマル)のちろるのレビュー・感想・評価

3.6
ケラリーノ・サンドロヴィッチ節炸裂のぶっ飛びラブコメ。
はちゃめちゃなのに3人の女優のやりとりだけでなんか楽しめました。

ある日、星隆高校に失踪中のアイドルの一之江キリナこと羽柴レイコが突然現れ教育実習に現れる。
この学校で教師をするレイコの姉カナエとレイコの妹で同校2年のリカは、突然の事にパニック。
恋多き女レイコと同じく、カナエとリカも私生活の恋愛に問題を抱えていて、3人共に見事なダメンズ好きであった・・・

ぶっ飛び女のレイコ役はともさかりえさん、ダメ旦那に悩む真面目な長女にケラリーノ劇におなじみの犬山イヌコさん、そしてまだ『花とアリス』以前の滑舌悪めな蒼井優さんがリカ役で登場。

物語の最初に登場する語り部みたいな冴えない男子が驚くほどストーリーに関わってこなくて、この放り投げ感も流石です。

3姉妹それぞれの恋愛模様は一体どうなることやらと思うほどの散らかり具合だったのだけど、なんだかんだでほっこり終わらせてしまえるのが流石です。
1980年って時代をテーマにした意味はよくわかんないけど、おもちゃ箱みたいな内容になんか元気もらえました!
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