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チョコレートのetcetranのレビュー・感想・評価

チョコレート(2001年製作の映画)
4.1
ハル・ベリーが
アカデミー主演女優賞に輝いた作品。
『21g』でナオミ・ワッツが演じた役と
とても似ていた。
大切な物を一瞬にして全て奪われた女達。
見ていられないほど苦しい気持ちにさせる。
その演技力が素晴らしい。

演技力といえばヒース・レジャーが
神がかった存在感を残していることも
間違いなく必見だった。

小さな街でそれは起こってしまった。
与えてくれる男が
実は奪った男だったということ。
「奪う」と「与える」は
繊細までに隣り合わせだった。
「愛する」と「憎しみ」もそうで
人間とはその繊細さの中に生きている。
いろんな事を考えさせる
深い作品だった。
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