南北戦争が終わり奴隷が解放された頃の黒人たちが描かれていて、あまり観る機会のない時代設定なので、かなり興味を持って鑑賞しました。
自分たちの土地と自由を求めて西部へ向かう黒人たちでしたが、奴隷が解放されたら彼らを使っていた農園が困るのは必至。
黒人を連れ戻そうとする白人集団に追われていました。
冬の備えもままならない彼らにすれば、農園に戻れば少なくとも凍死することは免れるかもしれない。
それでも新天地を目指す彼らに人間の本質を見たような気がします。
ネイティブアメリカンと微妙な距離を保ちながら助け合う様子も面白かった。
ズケズケと入り込んで銃をぶっ放す白人と対になっていて、かなり攻めているなと感じました。
監督、主演はシドニー・ポワチエ。今まで見た中で１番古い黒人監督の作品でした。
