ノンフィクションということで現実味のあるストーリーだったのは確かに。
幼少期は凄く丁寧に作ってあった。だから前半はまあ面白かった。ただ青年期になった途端一気に作りがラフになる。で、最終的に本人が登場していつの間にかドキュメンタリーっぽくなるカオスな構成。
確かにブラジルでは物凄く人気のある歌手なのでこういう構成でも受けたのは分かるんだけど、やっぱり物語を大切にしてほしかったかなあ。
ただ、ブラジルの音楽って自然と心に染み込んでくるような心地良さがある。国の風土というか文化というか。父親が確かにぶっ飛んでるんだけど、家族愛を中心にした物語でその部分は確かに面白かった。