猿の惑星の魅力はやっぱり、脚本の素晴らしさ
ただのビジュアルありきのなんちゃってSF映画じゃない
前作で、謎の宇宙人が登場しておいおい、どこに向かってんねんと焦ったけど(脚本は素晴らしいとはいえ)
いやぁ、なんとか巻き返した。
相変わらず難しいテーマを掲げて、色々考えさせてくるけど
猿は要するに、奴隷とか黒人のメタファーであり、
姿が違うだけで見下して、何が何でも自分たちが優位に立とうとする愚かさを一貫して描いてる
アメリカという国のヤバさを描く映画は数あれど、
こうもわかりやすく、かつユニークにそれを提示してくれる作品はそうそうない
ラストも相変わらず秀逸
あるシーンを観た時点で、これがラストシーンへの繋ぎやな、というのはおそらく大体の人が察する
そして、それを裏切らない。
人気シリーズになって、幾度となくリブートされる秘訣はそこにこそある。