工藤蘭丸

新・猿の惑星の工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

新・猿の惑星(1971年製作の映画)
3.8
シリーズ3作目。オリジナルシリーズの続編の中ではこれが一番面白かったような覚えがあったんだけど、Disney+では配信されてなかったので、DVDを借りて半世紀ぶりに観てみました。

前2作と比べるとアクションシーンは少ないけど、現代が舞台ということもあって、比較的リアルに描かれていて、やはり結構見応えはありましたね。

人間も猿も、立場が違うだけで同類であるという視点から描かれているのが新鮮で、意外と含蓄に富んだ話でもあったのかな。

猿の惑星の原題は、Planet of the Apesだけど、apeの意味を英英辞典で調べると、猿に似ているけど尻尾がない動物ということなので、人間も広い意味ではapesに含まれる可能性もなきにしもあらずかもね。w

ラストシーンはよく覚えていたけど、やはりゾッとさせられるような名ラストシーンでしたね。もちろん、さらなる続きを観たい気にもさせられるんだけど、これで無限ループになりそうな話が見えてきて、SFとしては一応の完結を見たと言っても良いかも知れません。