AB型の末っ子

新・猿の惑星のAB型の末っ子のレビュー・感想・評価

新・猿の惑星(1971年製作の映画)
4.0
「ママァ…」

「Kingdom of the Planet of the Apes」の予習の為に、「猿の惑星」シリーズを全部観返していきました。

地球消滅で幕を下ろした前作、実はコーネリアス夫妻とマイロ博士が猿の惑星から脱出していた、ということで今作。

前作までとは逆転し、ジーラ、コーネリアスたちがテイラーの立場を経験することになる。
しかし、いろいろあった後、テイラーの時とは違い、珍しいジーラたちは人々のアイドルとして、手厚くもてなされることに。

アメリカを連れ回されるジーラとコーネリアスがめちゃくちゃ楽しそうな表情をしてて、前作までのシリアスな展開から一転して、ブラックコメディっぽくなるのか?と。

しかし、やっぱり猿嫌いの人間たちがジーラとコーネリアスを吊るしあげる事に。

1作目「猿の惑星」と逆の展開ですが、人間と猿の対応の違い、というのも面白い。とはいえ、結局は、どちらも自分たちとは異質な存在は危険視して、消そうとしてしまう。

そして、アーマンドのサーカスに残されたのは、未来への希望か、それとも絶滅への片道切符か…