昨年のBS松竹東急でのウォン・カーウァイ祭りで「ブエノスアイレス」を観てからレスリーが大好きになって、出演作は何本も観たけど、観るたびに心がキュウっとなってしまって、まだレビューを書く気になれないというか気持ちがまとまらないというか…
しかし!
この「君さえいれば」は書ける!
迷いなく書ける!
「大英雄」も書けたけど!
その理由はアニタ・ユンのキュートさがレスリーのそれを上回って余りあるから!
レスリーが普通のハンサムなだけの人に見えるから!
いつもの美しくて憂いのあるレスリーが影も形もないから!
書きながら泣かずにすむから!
LGBTQの問題に触れる部分があるから、レスリー自身がどう思って演じたか心配っていう声もあるけど、レスリーは受けた役にはちゃんと向き合ってセリフもシチュエーションも自分なりに受け入れて演じる人だと思うから。同性だと思っている人に恋をして悩んで苦しんで、それでも好きな人がいる幸せを本当に感じながら、楽しんで演じたんじゃないかなって、私は思ってる。
レスリーの気持ちの揺れ、カリーナの気持ちの動き、アニタのブレない心。
最初から最後までしっかりと描かれてました。
最後、エンドロールに入る時の「The End 」が綺麗でハッピーで良かった。
ともかく良かった。
笑顔のレスリーが嬉しいから。
今年の命日の一本、これにして良かった。る