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生きている小平次のmingoのレビュー・感想・評価

生きている小平次(1957年製作の映画)
4.1
こりゃおもろい。57年の扇雀は傑作「女殺し油地獄」などでも神がかった怪演を魅せているが本作でも生きてんのか死んでんのかわからないゾンビ時代劇の正統派ホラーへと作品を押し上げているのに一役買っている。また美術はゴジラシリーズを手掛けた北猛夫だから最初から最後までドロドロとした背景美術が凄まじい。爆笑とホラーのバランス感覚が現代でも通じる怖面白さ!!べらぼうに美人な八千草薫と芥川比呂志と扇雀の3人による飽きない台詞の応酬に忙しいが、それぞれの役者の面構えから我の強さを感じてしまうほど。一見の価値あり。中川信夫verの小平次も観てみたい。
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