csm

山の讃歌 燃ゆる若者たちのcsmのレビュー・感想・評価

山の讃歌 燃ゆる若者たち(1962年製作の映画)
5.0
ヘビーな展開始まってるのに地形図にピッケル刺さるかわいいイラスト&ザイルで車椅子を吊る不穏なインスタレーションという前のめりなクレジット映像は金森馨仕事。ある時は家父長制の壁としてそびえる山、階級としての山、ヤングがのめり込む運動としての山山山を巡るスピリチュアル禅問答。役人山村聰と継承する東大三兄弟による男の世界だからこそ、看護婦と結婚して失敗した…とか最悪すぎる階級の世界だからこそ、初めからゾーンに入ってるようなベルさんが凄い。山の儀式で取り乱したり山道具一式処分したり、田村高廣が片足失ってから見舞いに来て勝手にお茶淹れようとチャキる倍賞をビシッとやり込める。やっぱコーヒーね〜って呑気な早川保。山禁止令でもまた入学祝いの金で山道具揃える保。暗闇で生きる高廣を訪ねてくるお志麻のワンピースの黄色い薔薇。店の2階で今度は倍賞にビシッと言われるベルさん。低い土地は水たまりも多いのよって笑顔の倍賞強い。横滑りって天下り?
csm

csm