湯っ子

再会の時の湯っ子のレビュー・感想・評価

再会の時(1983年製作の映画)
3.6
ウィリアム・ハートを偲んでその2。
本作での彼は、表面上は冷めたそぶりだけど、本当は誰よりも繊細な心を持つ男だった。外見の変化はほとんどないのに、顔つきやちょっとした身のこなしなんかで全く違う人間になれてしまうってすごいな。
学生時代の仲間が、そのうちの1人の死で再会し、共に過ごす数日間を描く。わりと何事も起こらない平坦な映画に、60年代の音楽が色を添える。アレサ・フランクリンの「ナチュラル・ウーマン」が流れるくだりにはグッときた。
湯っ子

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