【第56回アカデミー賞 作品賞他全3部門ノミネート】
ローレンス・カスダン繋がりということで鑑賞。アカデミー賞では作品賞、助演女優賞(グレン・クローズ)、脚本賞にノミネートされた。
マジで一ミリも面白さを感じなかった。GGやBAFTAでも脚本賞にノミネートされているが、そんなに上手いかこれ。カスダンの名前だけで入れてない?
大学時代学生運動をともにした仲間たちのうち、一人が自殺したことで集まるが…という物語。
仲間内での恋愛関係や人間関係に興味を持てず。群像劇ではあるのだがそれぞれに深みが足りない。終始どうでもいいとしか思えず。
唯一演技賞にノミネートされているグレン・クローズはもちろん素晴らしいのだが、それなら他の人もノミネートしてあげればいいのに。突出してクローズがいいかと言われると…それこそ旬の女優だから、というだけでは?
音楽の使い方がダサいなというのも気になった。盛り上げるときにバーンと音楽が鳴り出すのがベタすぎる。
ローレンス・カスダン、脚本家としては優れているが監督として優れているとは思えない。深みに欠ける一作だった。