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再会の時のbakuのレビュー・感想・評価

再会の時(1983年製作の映画)
4.3
大学で共に学生運動をしてた仲間たちが、大人になって社会でそれなりに成功しうまくやっていく。その彼ら彼女らが何年か後、自殺した一人の仲間の葬儀に集まって数日を共に過ごす再会の時を描くというストーリー。

友の自殺の原因がなんだったのかを話しあったり、それぞれが抱える課題を共有したり…口論にもなるが、やっぱりかつて共に闘った同士、どこか信頼があって、それを感じながら最後はそれぞれの場所にまた帰っていく。

全編にわたって使われる曲やバックで何気に流れる曲は、60年代~70年代のロックやソウルで、どの曲も最高で、かつ、ストーリーや展開に味と深みを与えて良い味を添えてました。

学生時代にこの映画に出会って、ダビングをしてもらい、しょっちゅう観ていたなぁ。
役者陣も今では皆ベテランになってますけど、この頃からイィ演技してます。

ちなみに自殺した友人…葬儀で棺桶に入っていたのはまだ無名に近いケビン・コスナー。
撮影した時は顔も映っていたけど、効果的にするため、編集でカットされたそうです。
でもこの映画をきっかけに、ローレンス・カスダン監督とケビン・コスナーの付き合いも始まったようで、後に『シルバラード』『ワイアットアープ』や大ヒットした『ボディーガード』に出演。

また観てみたい。
僕にとっては、とっても思い入れのある名作です。
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