藤見実

生まれかわった為五郎の藤見実のレビュー・感想・評価

生まれかわった為五郎(1972年製作の映画)
4.5
農村・漁村の工業化と労働問題、蒸発問題を一手に受けて群像劇。運動って全部ぶっ壊しても何も壊れないのだが、それでも何かやったとは言えるのだ。

最強の配役で、全部出オチ(特に刑務所から出てきたお父ちゃんが殿山泰司で爆笑)。

・緑魔子の「鳥目」演技
・ふとんに違いちがいに寝る→シーソー的会話(こんなに演出うまい身の上話ってあんの?)
・財津の裸
・工場や車の撮り方は正直増村に勝ると思う、エイゼンシュタイン引く市川崑なんだよな
・殺さないためのサウナでのつめごろし
・結婚の歌
藤見実

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