ざくろ

300 <スリーハンドレッド>のざくろのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

2回目。
熱い。とにかく熱くて力強い。レオニダス(Gerard Butler)はじめ、圧倒的な肉体美。彼らを伝説たらしめる、無慈悲な現実と栄誉の死。

隊長自慢の息子が倒れるシーンはいつ見ても苦しい。スパルタの隊長の跡取りだからと残していく年齢でも立場でもなし、心が痛い。

歴史スペクタル映画らしい、一面の金色畑に主人公が想いを馳せる場面はどの映画でもグッと来てしまう。
無事に帰って返してくれるために、と信じて渡したネックレスが、最後の最後に自分を想ってくれた証として返ってきた時の切なさ…胸がいっぱいになる。
一人、300人の真実と名誉を背負って返されたディリオス(David Wenhamかっこいい)もまた辛いが、彼がいてこそ。

平和で豊かな時代に生まれたから、生きてこそ…と強く思ってしまうが、自身の命よりも大切なものを守るために、今の時代に至るまで、色んな思いを抱いて背負って亡くなっていった人々がいた時代がどの国にもあったこと、今も続く国があること、忘れてはならない。
脚色や主観が入ったとしても、作品として描かれれば、誰かの心にその名や生涯、歴史が届き、その人の人生を変化させるかもしれない。歴史が好きな理由の一つを思い出させてくれる作品。

Edがかっこいい!Michael Fassbenderの映画デビュー作!Lena Headey!


📌テルモピュライの戦い
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