ウイルスの蔓延で世界がアンデッドで埋め尽くされていく中、特殊部隊に襲われたアリスは極秘施設で目を覚ます。巨大な実験施設からの脱走を試みる彼女は、壊滅したはずの東京、ニューヨーク、モスクワにいつの間にか移動しては戦闘を継続。やがて、その施設に隠された驚くべき秘密が明らかになるーー。
大人気シリーズ5作目。
今作を持って完全にこのシリーズに見切りをつけました。前作から感じていた違和感は払拭おろか酷い事になっていたので。
もともと薄かったストーリー性が皆無になり、ゲームのファンだけがわかるようなネタを散りばめた今作。しかし、じゃあゲーム版のファンが満足するかと言えば決してそんなことはないわけで。いったいどういう方向を目指しているのか皆目見当もつかず、お決まりのアクション(見どころ？)は魅せ方の下手なスローアクションにスケルトン。お金を掛けてそれかと..。
全編を通してアクションばっかりなので、ストーリーがほとんど進行しないのがとにかく不満。過去キャラ総登場させれば満足するっしょと無碍にされてる感。ウェスカーも何がしたいのか分からず本末転倒ぶりがハンパない。
それから、相変わらず他の映画からの引用（というかパクリ？）が多いのも気になった。序盤の「幸せそうな家族団らん風景からのゾンビ襲来」は明らかに『ドーン・オブ・ザ・デッド』を意識したものでしょう。カメラアングルまで一緒なので。ベッキーを救出するアリスのシチュエーションは『エイリアン2』を彷彿とさせ、攻撃時に突然レントゲン映像が出る面白演出は『ロミオ・マスト・ダイ』だったり、色んな映画のオマージュ？悪影響を受けすぎ。
金髪のジルが唯一の救いだった。
今のところラストを観る気にはなってません。
