o

愛についてのキンゼイ・レポートのoのレビュー・感想・評価

3.1
ヒトの性行動を研究して1948年にいわゆるキンゼイ報告を発表した科学者、アルフレッド・キンゼイの半生の話。

キンゼイは、性についての道徳には根拠が無いと考えて研究によって道徳を変えられると信じるけど、その道徳を理由にして人々はキンゼイの研究に反対する。
そして研究を進めるキンゼイに対して身近な人達もそれまで隠していた道徳的な素顔を見せ始める。
はじめは協力的でキンゼイよりも自由な考え方だった妻は次第に道徳にこだわるようになり、不仲だった父は厳しい道徳に負わされた苦しみからキンゼイによって解放されたように見える。

性行動と道徳と、そのどちらでもない物。
o

o