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男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼けのピッコロのレビュー・感想・評価

4.0
人のために何かが出来る男、それが寅さんの巻

くまの子、みていたカクレンボ。
おしりを出した子、一等賞。
夕焼け小焼けで、また明日!
また、明日。な寅さん17作目。
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でーでん、でんでんでんでんでんでんでん。🦈
この映画が公開される前年"ジョーズ"が大ヒット!
ということで、今作は、寅さんがサメ退治にいくお話!
おいちゃん、おばちゃん、満男が、なんとサメに食べられてしまった!
寅さんの舎弟、蛾次郎も下半身が食べられてしまい、内臓がないぞう状態。(←今回のイチオシフレーズ。)
更には、愛しのさくらちゃんまでも・・・。
果たして、寅さんはサメ退治に成功するのだろうか?


人を見かけで、判断してはいけない!
寅さんは、絶対に、人を見かけで判断することがない。
どんなに汚い老人でも、困っていれば助けてあげるし、面倒までも見てあげる。これが、なかなか難しくて。どうしても、人間は、見た目で判断しがち。普段、メロンメロン言ってるどっかの誰かさんにも見習ってほしいものだ。

"誰にでも優しく出来る"。
それが寅さんの一番の魅力かな?
寅さんは、誰とでも、心で会話をする。

今作のヒロインは、芸者さん。
とびっきりの美人さんではないけど、愛嬌が良くて、なかなか好きなタイプのヒロインさん。寅さんとも、ベタベタしてて、まるで、夫婦みたい。
"所帯を持つか?"なんて、冗談まで言える仲の良さが微笑ましい。
案外、こういう人が、寅さんにピッタリじゃないのかなぁ~。

そんで、山田さんの映画では、めずらしく悪役が登場する。
200万円を騙し取る、絵に書いたようなゲス野郎。
"法律で裁けないなら、俺がこらしめてやる!"
寅さんは、人のために何かが出来る心優しき人。
だから、こんなにも長く愛されてるんだろうね!

人生に、後悔は付き物。
だから、人は前に進めるのかな?

あ~、つらい、つらい。
男は、つらいよ。
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