ヒラリー

かくも長き不在のヒラリーのレビュー・感想・評価

かくも長き不在(1960年製作の映画)
3.5
バカンスを前に浮かれる町
カフェの前を通るホームレスの男性に女は目を疑う。
第二次世界大戦中、ナチスに拉致され行方不明になった夫にそっくりだったのだ。
彼の持つ証明書の名前は違っており、自分を見てもピンと来ない。
彼と時間を共有することによって記憶が戻ることを願うが…
そりゃ確証はなくても期待はするわな。
待ち続けていた相手が突如現れたとしても円満解決というわけにもいかんって世知辛い。。
後頭部の縫った痕が痛々しく、去る後ろ姿が物悲しい。
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