エノモト

かくも長き不在のエノモトのレビュー・感想・評価

かくも長き不在(1960年製作の映画)
3.9
カフェを営む女性のもとにやってきた記憶喪失の浮浪者は戦後16年間行方不明だった彼女の夫そっくりだが。。

戦争描写は一切なく、夫だと確信し記憶を取り戻そうとあれこれ試行する女性の姿が描かれます。しかしたったワンシーンだけで、記憶は消えたとしても消えることのないトラウマを植え付ける戦争の怖さを印象付けます。このシーンのための映画と言えるし、この一瞬で全てを解らせるすごさに鳥肌立ちました。
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