かぼす

かくも長き不在のかぼすのレビュー・感想・評価

かくも長き不在(1960年製作の映画)
4.4
終戦から何年経とうと戦禍は続くらしい。

彼はアルベールなのか?記憶は戻っていないのか?安否は?本当のことは分からない。ただ辛い過去を背負っていることを示唆されただけ。
戦後1人で生計を立てて自活して恋人もいたテレーズは彼と再会したことで穏やかでいられなくなってしまう。最後は気が触れたようにさえ見える。「冬になれば…」は希望というより自分にかけた呪いに聞こえた。

夫婦にも他人にも見える主演2人の演技が何気にすごいと思いました。
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