movieJr

日本のいちばん長い日のmovieJrのレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)
4.2
日本のいちばん長い日

1945年ポツダム宣言の受諾を迫られた日本軍は本土決戦も覚悟の上で徹底抗戦を続けるか、日本国民を守るために米英支ソに無条件降伏をするかで大いに揉めていた
7月のポツダム宣言受諾の要求から8月の15日の玉音放送までの3週間の日本国内での戦い、そして8月14日から15日の陸軍のクーデターまでを詳しく描いている。

終戦は単に戦争の終わりだけでなく日本帝国の終わりをも表している

昭和天皇の顔がほとんど映らないのはそれほど日本帝国の人々にとって天皇は絶対的な神様であって庶民とはかけ離れた存在であった事を示しているのかな。

一日でも早く戦争は終わらせた方が良いに決まっているけれど、軍人として日本国民として最後の最後の抵抗
たとえ命令に逆らっていたとしても
賢くはなかったかもしれないけれど
ここまで自分の生まれた国と自らに誇りを持ち行動を起こせる凄さ
今の日本人ではいないのではないか?
だからこそこのような作品は二度と作れないだろし、この作品は当時の実際に戦争の時代を経験した人々にしか作れない作品だったのだろう。

今の平和な日本があるのは偉大な先人たちの努力によるもので、血と汗と涙が流された事を忘れてはいけない。
そして我々の使命は戦争という大きな過ちを繰り返す事を絶大に避けることである。
未来がどうなるかは分からないけれどもこのような苦しみを二度と味わないように、そして未来の子供たちに味わせないように
我々の使命を大切に
movieJr

movieJr