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日本のいちばん長い日のAAAplusAのレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)
5.0
映画のもつ「熱さ」に圧倒される。

資料を読み込んでいるわけではないので、どこまでリアリティーが担保されているのか、どのようなリードが入っているのか、思考や思想が入っているのか、分からない。
ただ、そういうことが頭をよぎる余地を凌駕しているのは、この映像と構成が持つ「熱量」だと思う。

静と動。戦争を止めようとする静、止められない動。
このはざまで、沸々と感情が沸き起こる。
登場人物が真剣に考え涙を流し、将来を考え自分が正しいと思う道を探り、声を張り上げる。懸命になるほど、その度につぶやきが漏れる。

「こりゃダメだ」
戦争はダメだ。

一つ一つのシーンに寄り添いながらも、75年の日が近づくいま思いを強める。
メッセージが届切ろうとした「熱さ」が、この映画が色を強く放ち続ける理由とは不可分なのだと、勉強する。

すこし考えてみる。
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