いの

L.A.大捜査線/狼たちの街のいののレビュー・感想・評価

L.A.大捜査線/狼たちの街(1985年製作の映画)
3.3
ウェス・アンダーソンは18歳の時この映画を観たそうだ。ウェスはこの映画でスクリーン越しにウィレム・デフォーと出会ったという。ウェスはとてもうれしそうに今作のことを語っていた。それは、フリードキンに関するドキュメンタリー『フリードキン・アンカット』で知ったこと。


フリードキンごめんよー! どうしてこんな低評価になっちゃったかというと、それは劇判の所為です。オープニングと共に始まる劇判にわたしは苛つき、初っ端から躓いてしまいました。以降、劇判がかかると悪態をつくようになり、反抗心をMAXにしてしまいました。あーもう!!!ったくやんなっちゃうよ!!! 劇判総取っ替えして作り直してほしい(わがまま) 1980年代の映画で稀にこういうことが起こる。超人気作品なのにあわないことがある。残念ながら そうなってしまったわん


めちゃくちゃ凄いカーチェイス。たいていの場合、追われるのは犯人/追うのは警察だと思うけど、今作で追われるのは警察官2名。なんかとっても不思議な光景でもあった。さらにそのカーチェイス後の展開も驚愕レベル。なんかとってもヤバい映画だったみたい。終盤の、警察官2名それぞれの落とし所にはとても納得したし、鑑賞後にもあれこれ考えてしまった。女たちのその後もイイ。それぞれの女は、翻弄されているように見えるけど・・・というのも奥が深い。デフォーはやっぱり強い印象を残す。こうやって書いているうちに、とても良い映画のような気がしてきたけど、再鑑賞するとまた劇判に苛ついちゃうからなー。やっぱり劇判総取っ替えして作り直してください(わがまま)!




〈追記〉2023年10月中旬
『パリ、テキサス』でハリー・ディーン・スタントンの弟役を演じたディーン・ストックウェルさんを発見! うれしかったなー
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