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烙印の狼のHKのレビュー・感想・評価

烙印の狼(1965年製作の映画)
3.5
映画が始まると場所はテキサスでも明らかに現代。
街中を車がたくさん走っていて、あれ、これ西部劇じゃないの?
と思わせておいて、バーテンダーが国税調査員に昔話を語りだすところから画面が変わり西部劇になるという演出。

テキトーにCS録画して観てみたら思ったより面白い作品でした。
11年前に捨てた故郷と奥さんのもとに帰って来た主人公(チャック・コナーズ当時44歳)は牛泥棒の濡れ衣を着せられ胸に焼き印を押され(邦題の所以。ただし主人公は劇中でタイガーと呼ばれ恐れられているのに邦題はなぜか狼)吊るされそうになります。
命は助かったものの貯めたお金は盗まれ、奥さんにも自分だとわかってもらえず、主人公は復讐を・・・

主人公は悪人ではありませんが自分勝手な暴れ者で正義の主人公像とはちょっと違います。
ストーリーはシンプルですが当時の西部劇としてはむしろ異色でしょう。

コナーズの他に知ってる顔と言えば名脇役クロード・エイキンスが本作では最大の悪役です。(ちなみに『最後の猿の惑星』のゴリラの将軍アルドもこの人)

クリップ数もマーク数もひとケタというのは初めてかも。
それなのにパケ写がちゃんとあるのは意外ですね。
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