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沖縄やくざ戦争のShoMのレビュー・感想・評価

沖縄やくざ戦争(1976年製作の映画)
4.5
中島貞夫・追悼2本目。
大友勝利ばりに暴れ(行動原理はむしろ逆だが)空手を披露する千葉真一が面白い。前半は松方弘樹と地井武男の2人が千葉真一を取り合う話。後半は凄惨な殺戮劇へと変貌。

「戦争だ〜い好き」「生きるためなら犬にでも豚にでもなるさ」の名台詞が続出。室田日出男の「たっくるせ」の呪詛の言葉が戦争の掛け声に。

本土のヤクザに対抗するために結成されたものの内部に爆弾を抱えるヤクザ連合が、サラエボ事件のように本土ヤクザを殺したことで中から爆発。

本土と沖縄の対立だけでなく、松方弘樹らジリ貧ヤクザと織本順吉・成田三樹夫ら金のあるヤクザ、さらに沖縄本島と離島の対立構図を持ち込むあたり中島貞夫らしい。
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