変リクセン

ムラサキカガミの変リクセンのネタバレレビュー・内容・結末

ムラサキカガミ(2010年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

夜11時35分、とある高校の旧校舎の階段踊り場にある大鏡の前で「ムラサキのカガミ」と5階唱えると、一家心中で亡くなった少女に殺される—。学校に伝わる噂を、強化合宿中のテニス部員たちが実行。すると彼女たちを惨劇が襲う…というストーリー。

ツッコミどころが非常に多いという、低予算のアイドル主演ホラー邦画によくみられる問題が本作にもある。
具体例)
・毎年恒例の校内合宿なのに、なぜか数年使われていない旧校舎に泊まる。教師の負担を考えると生徒を別々に寝かせるのは面倒以外の何物でもない。
・使われていない旧校舎に図書が配置されている。
・顧問教師が最終日の戸締りを担当していない(生徒の下校を確認しない)。
・なぜか部活前に校内の噂話を1年生集めて聞かせる顧問。
・ミナコ(紗綾)の設定(母を亡くし、父は出張で家を空けている)が全く生かされていない。

面白いポイントはほぼない。顧問教師の長澤奈央が部員を圧倒するぐらい綺麗なのが見どころとは言える。主演の紗綾はぱっとせずやや暗めの女生徒としては悪くない。が、和顔のせいかクライマックスで幽霊と対峙したときに見せる怯えた表情が、本人は真剣にやっているだろうにかなりギャグぽく見えてしまうのが可哀そうになってしまった。
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