Yoshishun

空飛ぶ生首のYoshishunのレビュー・感想・評価

空飛ぶ生首(1960年製作の映画)
3.8
短評

空は飛んでないので嘘邦題だが、怪奇映画としてはクオリティーは割と高い。
砂浜の足跡、幽霊の映像表現、そして喋る生首と当時の特撮技術が詰まっているので視覚的にも楽しい。

愛する女性メグと結婚するために別の女性ヴァイを殺害してしまったトム。あまりに救いようのない男が辿る数奇な運命と、復讐心と愛欲に駆られて陥れようとする女幽霊との攻防も及第点の出来であり、ラストの後味の悪さも別格。
邦題で損しているが、一見の価値はある。
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