肉欲に駆られた若い女が、日が落ちたあとの背丈ほどの高さがある茂みを駆けてゆく。あの表情。あの足取り。未成熟な若さを凝縮したような姿に、うつくしき照明が当てられた様子に、わたしは魅了されっぱなし。吉村…
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オモロい笑
最初ガチホラーかと思いきや、しょうもない話だった。タイトルバックが突然なるので結構怖い。タイトルデザイン岡本太郎らしい。
娘がいないと追い剥ぎできんので手放したくない母。おっさんの元に通…
素晴らしい。
久しぶりにこんなに痺れるライティング及び陰影を堪能した。
どの描写もまるで絵画が動いてるみたいに綺麗だが、中でも私は何度も繰り返される若い女が男の家に向かって藪の中を果敢に走るシーン…
ライティングが出色の出来!
欲望の渦巻く舞台が一つ屋根の下で逃げ場が無く嫌な感じ。
飯をかっ食らうシーンと夜這いのシーンが交互に繰り返され、原始的な生活って正にこの繰り返しだなと思わされる。
婆が…
「わしの顔は美しい」「わしは生まれてこのかた美しいというもの心から美しいというものを未だ見たことがない。見せて下されや」時は南北朝、都の方ではなにやら2人の天皇が争っているらしい。背丈を越える高さの…
>>続きを読む2023年232本目
アイラインと無精男のような豪快な眉毛、乳を出して豪快に寝るこんなキョーレツな乙羽信子見たことがない。見た目のインパクトもさることながら、心の揺れ動きと性欲の衝動を葦の揺れ表現…
南北朝〜室町期の中世日本というのは資料性に乏しくてよくわからんという意味で暗黒時代と言われ歴史小説などのジャンルにおいて半ばタブーとされてきて、網野善彦が『異形の王権』他で80年代に中世研究に切り込…
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