こかだじぇい

チンチン55号ぶっ飛ばせ!出発進行のこかだじぇいのレビュー・感想・評価

3.8
コント55号の松竹での人情喜劇。沢村貞子が未亡人で、都電の車掌の坂上二郎が長男の一家に、北海道から上京した「フーテン」の萩本がひきとられて面倒をみられる。
萩本が相当にクレイジーな演技で、ありきたりの「人情物ドラマ」の範囲を飛び越える。坂上二郎が次々と女性にフラれる場面も、心臓を手で猛烈に押さえつけるという、過剰な演出をしていて、やりすぎ感がすごい映画。監督は巨匠・野村芳太郎なのだが、55号の映画となると、こうなってしまうのね。エンディングの都電貸切での、坂上二郎と奈美悦子との結婚式のシーンが楽しかった。
「黒猫のタンゴ」の男の子が、一瞬、出演して。ピンキーと一緒と歌う場面あり。
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