怒り

フィメール・トラブルの怒りのネタバレレビュー・内容・結末

フィメール・トラブル(1974年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

奇矯で型破りな主人公を生き生きと映しつつ、不幸やアウトローを美と礼賛する人々への皮肉もちょっと伝わってくる
こんな自己顕示欲の化け物が、死刑が決まって牢獄の中にまで来たところで「スターじゃなくても好き」とか言われるの残酷だと思った

いちいち頭おかしいキャラ達や突き抜けた気持ち悪さでちゃんと笑えるようにもなってるしとにかく面白かった
カルト監督であることを嫌ってメジャーに行ったジョンウォーターズが、悪趣味さはそのままにより多くの人に届くやり方を模索し始めたって感じも好きだ

今あらためて観返すと、娘殺しちゃうの「ごちゃごちゃ言ってくるやつは家族でも殺せ」というそのまんまの意味に見えるな
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