寄り道わき道

ギャラクシー・クエストの寄り道わき道のネタバレレビュー・内容・結末

ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

夏なので、久しぶりに再視聴しました(?)
「嘘から出た実」
大まかに説明すると、伝説的人気SF・テレビシリーズの放送終了から20年、未だに人気はあるがそれ以外はパッとしない、過去の栄光に縋って毎日の冴えない日常を過ごしていた俳優たちが本物のヒーローになっていく、誰がどう見ても名作だろ!ってなる映画です(?)
内容としてもクルーの成長がメインなので人生を諦めている人々への応援メッセージが含まれているように思えて意外にも王道です。ファンの熱意で色んな空想がリアルと繋がっていく感じもオタクに刺さります。Funnyさとシリアスさのギャップでとても面白いですし、とにかく純粋無垢なサーミアン星人が愛おしくてほっこり、そんな作品です。

アランはずっと悪態をついて辟易してるのに、最後のクエレックが撃たれた時のあの空気感、焦りと息遣い、名前を呼ぶ時の囁き方、安心させるための微笑み、By Grabthar’s Hammer...と例の台詞を言うときの重厚感、もう本当に色々凄くてあのシーンは泣きますよね。あの後、走り出して掴み掛かるの心にグッとくるシーンなのに、彼の乙女走りにニヤニヤしちゃうのやめたい😠戦い方とガッツポーズが尋常じゃなく可愛いのは置いといて、ともかくアランの演技力で深みとリアリティさが増しています。さらに笑いをも生み出せる演技の幅の広さ、さすが名優ですよね!

パロディ映画だけどもはやB級ではない。アラン演じるアレクサンダー・デーンは元シェイクスピア俳優の名優で、アランも同じくシェイクスピア俳優で似通っているのも面白いです。それにアランいちいち所作が美しいのがツボですwwwシェイクスピア俳優だからwメイクは似合いすぎてて吐きそうなぐらい好きdeath!!

オタクの立場が悪いのもかつての感じで1999年らしさがあるし、オタクはいつの時代も優秀で研究熱心。今やオタクの地位も良くなりましたよね。

アラン以外でこの作品お気に入りなのは、シガニーの「このシナリオライターは死ね!!」とサム・ロックウェルの「やめろよ、そんな変態な趣味!」って台詞。バチくそ最高で痺れます。あとシガニーがお色気担当なのもなんだかとても良いし、いいお胸なんですよね…(小声

あとあと、「役者として言おう、ヘボ芝居は一目でわかる」って言うネズミスの台詞もお気に入りで、とてもカッコいいんですよね。素晴らしい映画でした。ありがとう、ギャラクシークエスト…ありがとう。

ps. 最後の方グエンの胸がはだけてる理由がわかる未公開シーンがあって、「男ってみんなこう、いい気味よ」って台詞に笑ったwwwドクター・ラザラス用のベッドがざくざくトゲトゲ事件とか、役者なら石の気持ちわかれよ!部分でのアレクサンダー・デーンの石の気持ちなりきり演技指導?シーンとか爆笑やった。本当に面白い未公開シーンたくさんあるから見てない人は見てほしい〜!!

あとあと、メイキングもおすすめ!アランの役について、舞台出身の俳優の自負心を皮肉っている、でも楽しそうに演じていたよってあって、わかる〜!アランニコニコでやってそう〜!ってなった。他にも、装置がめっちゃ本格的に揺れるやつでそれについてアランが、ずっと上を見ていたよ、天井が落ちてこないか心配だったからねって言っててこーいうこと言うのイギリス人っぽい〜!好き〜!!!アラン〜!!ってなった。ちょろいオタクw

日本語版dvdあり、確かU-NEXTの配信もあり(アマプラもレンタル課金なら)