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ギャラクシー・クエストのchanmoreauのレビュー・感想・評価

ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)
3.9
ずっと気になってた本作をUネクで初鑑賞
いやーたまらんなぁ、楽しいなぁ😀

あの「スタートレック」のメタ映画であり
壮大なパロディという前提があり
勿論全く知らなくても充分楽しめるけど
ある程度背景を知ってた方がより面白い
自分は映画版も全て追うトレッキーではなく
昔深夜に放送されていたシリーズを
ぼんやり見てた程度
それでも本作の諧謔と愛に溢れた作りに
笑いながらも落涙した事を告白したい😅

本作はまず「推しとは何か」というテーマがある
どんな作品にもマニアというのはいて
興味関心のない人からすればそれは単なる
「マニアの異常な愛情」かもしれない
だが当のマニアにとっては
「生きる為の必須要素」な事さえある

一方で崇拝される演者は必然的に歳を重ね
固定された役柄に倦んでいる
マニアの為に握手とサインをするだけでなく
自分は現役でどんな役もできるんだぞと
そんな両者の埋め難い溝にやってきたのは
「TVシリーズを本当のドキュメントだと思い
手助けを求めにきた嘘を知らない宇宙人」

ハッキリ言って脚本はご都合良いし
決定的なカットがあるわけでもなく
映像演出がさして上手いわけでもない
でもこの設定だけで勝った!という感じ😅
宇宙人達のキャラデザ、表情、仕草が
何とも愛おしくゼンマイ人形が欲しくなる
乗組員達の芝居もまぁまぁなんだけど
船長のティムアレンは見事なハマり役
そしてシガニーは個人的には芝居が大きく
あまり好きでないのだけど本作では素晴らしい
あの『エイリアン』シリーズを俺はさして
面白いと思わないけど、あのシリーズは
本作に出演する為にあったのかもしれない😅

そして終幕も予想通りではあるけれど
異星人との繋がりに思わずグッとくる
勿論そうしたテーマなら例えば
『メッセージ』のような作品の方が
完成度は遥かに上だろう
それでも本作には捨てがたい魅力がある

こうしたメタパロディ映画はある程度
観る人を選ぶところがあるけれど
何の予備知識もなく本作を観て楽しめたと
言うならばその人とは絶対に仲良くなれる
そんな青臭い事さえ口走りたくなる
まだ出会った事のない素晴らしい世界へと
繋がる魔法の言葉
「ネバーギブアップ、ネバーサレンダー」
と呟きながら😀
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