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幸福(しあわせ)のはねのネタバレレビュー・内容・結末

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

青の愛と赤の愛
2つの愛があって僕は幸せだ!
妻は植物で、君は自由な動物だ。

フランソワって自制心が効かなくて目の前にある欲求に正直というか、どこまでも自分の幸せを追求しててほんっと幸福な人だよ…

愛について話すことは下のことばかりだし、君にも子供たちにも幸せでいてほしいんだって言うのに最後まで自分のことばかり。もっと愛すわってテレーズが言った後のフランソワのがっつきぶり、ほんと能天気というかアホ。バカ。マヌケ!!

ラスト5分でテレーズの場所がエミリにどんどん侵食されていくシーン、グロテスクなまである。

でも色彩がほんとに美しくて、赤青緑の対比が最高だった。あの森に行ってみたい。
「マティスと絵画」のチラシによると、ヴァルダはマティスが大好きでその色彩感覚を意識したらしい。
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