まるでジャン・ルノワールの名作「ピクニック」を連想させるような森の中での家族の幸せな光景から始まる本作は、鮮やかな色彩溢れる画面や優雅に流れるクラシック音楽によって醸成される多幸感に満ち満ちているよ…
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ホラー映画
近所から後ろ指を刺されることもなく、職場の同僚からいじられることもなく、親戚も理解があって、子供たちは素直に懐き、死んだ奥さんの家でそのまま普通に暮らしましたとさ、おしまい。
これあまり…
絵に描いたような幸せな一家。
郵便局員と浮気してそれを妻に理解させ、"幸せだ、幸せだ"とホザき、あんなことがあったのに結局自分の理想に女を引きずり込んで満足するバカで幼稚な怖い男よ。
それをめちゃ…
妻も愛人もどちらも愛してると屈託なく話す男。”あなたが幸せならいいのよ”と委ねる女たち。ホラーだね。
アニエス・ヴァルダの色彩感覚が好き。フランソワを演じたジャン=クロード・ドルオーと彼の実の妻子…
衝撃だった。警抜したセンスが恐ろしいほどに。特にあのダンス・シーン。あんな撮り方は観たことない。そして、ヴァルダはモンタージュで魅せる監督だなぁ、と。素朴だけど洒落ていて、ときに大胆。あるいは、格式…
>>続きを読む同時に2人の女性を愛する男。夫であり父であり恋人。
ずるい。
”幸福”は男(フランソワ)のみが享受していると感じる。
誰も声を荒げたりしないが、それが却って怖い。
ラスト、ここで終わりかーってい…
優しい妻と可愛らしい2人の子を設け、休日にピクニック、絵に描いたような幸福を謳歌する男が他所でも女を作り──アニエス・ヴァルダ監督、「そりゃ〜まあアンタは幸福でしょうけど😡」と男の行動に対して言いた…
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