ピストルズはぶっとんでてかっこよかったです。ジョニー・ロットン(ロットンて…笑)がいた頃のピストルズ限定だけど。
10代の頃リアルタイムでピストルズを体験したことでその後の自分の嗜好性は決まったのかもしれないと思うくらい衝撃を受けました。何かを冒涜してばかりいる印象があるバンドですが、歌詞の韻の踏み方がかなりちゃんとしてる気がするし、音的に耳触りのいい言葉がセレクトされていたり。
40年も前の作品なのにシド・ヴィシャスがいまだにかっこよく感じられてうれしいです。
まるで映画か少女漫画に出てくる破滅型のイケメンキャラみたいだったシド・ヴィシャスの人生は21年で終わってしまい、私はとうにシド・ヴィシャスの年齢を超えすぎているけれど、クズだけど大好きだった兄貴の若かった頃の映像を観てるみたいな気持ちになって懐かしく観れました。この熱量が好きでした。シドがジョニー・ロットンそっくりなパンクの唱法で歌う『マイ・ウェイ』が楽しい映画。元ファンの私ににとっては。
今の私はもうあの過激な歌詞には気持ちがついていけないし、ファンというより懐かしい思い出なのですが。
