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桜田門外ノ変のmitakosamaのレビュー・感想・評価

桜田門外ノ変(2010年製作の映画)
2.8
スカパーにて。水戸藩による井伊直弼襲撃事件・桜田門外の変を描いた物語。あくまで水戸藩の側から見たストーリーなので、井伊直弼殺害を序盤のメインとし、中盤から事件へ至る経緯と事件後の顛末が描かれる。だから大政奉還などは詳しくは描かれない。
原作が226事件との共通性をあげているようだが、そう言われると納得もする。

まぁ監督が佐藤純彌なこともあり、あまり話に乗れなかったのも事実。というか遺作なんやね。
やはり、全体的に重厚なドラマ作りを目指したのは評価するが、桜田事変が序盤のピークでこれ以上のカタルシスが中盤以降に無かったことは映画の構造上どうしても消化不良だ。

あと、冒頭とラストに現代の桜田門のカットがある。これ意味あるかなぁ?ラストカットなんて国会議事堂だよ。この話と議事堂に何のつながりも無いじゃん…。
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