Same

ムーントラップのSameのレビュー・感想・評価

ムーントラップ(1989年製作の映画)
2.6
サノバビッチ大好き!重力表現は手抜きする癖に月の表面での音は無いという、変に律儀なのはどうなの?笑

1989年製作のB級SFスリラー。いやー手作り感あるロボット達がたまりません!
『スタートレック』シリーズのチュコフ役でお馴染み、ウォルター・ケーニッヒ(Filmarksではコーニッグ表記)と『死霊のはらわた』のアッシュでお馴染みブルース・キャンベルのダブル主演で送るチープでローテンションなSF。
ウォルター・ケーニッヒはなんか最近の加トちゃんみたいなおばちゃん顔、若くて顔の長いブルース・キャンベルは霜降り明星の粗品みたいです笑

この映画の敵はロボコンに出てくるような手作り感あふれるデザインで近場にある機械や人体を取り込んで戦闘ロボットを作るのですが、こいつらが地球に落ちてきて『ヴァイラス』になったのかと勝手に想像するとなかなか胸熱。
『ヴァイラス』の元ネタこんなとこにあったのね。

今回はネタバレでいきますね
ジェイソン・グラント大佐(ウォルター・ケーニッヒ)、レイ・ターナー(ブルース・キャンベル)の乗るスペースシャトルは地球の周回軌道上を航行中、未確認の宇宙船を発見します。宇宙服で無鉄砲に探査しに行くと、破損した船体に謎のマンマルコガネみたいな球体を発見、その側に浮いていたミイラ化した人間の遺体と共に回収することに成功します。
地球に帰り遺体を調べた結果1万4000年前のものと判明、さらなる調査に月に向かわなくては!と息巻いていると、持ち帰った球体が開き、中からチープなロボットの頭部とニョロニョロしたチューブが現れ、周囲の機械とミイラ化した遺体を取り込んで大型のロボットに変形し、NASAの施設内で武装した警備員と銃撃戦に!
ジェイソンの機転により、通路に陣取って予算の関係上顔と手以外動かないロボを頭上から撃退します。
そんなこんなでNASAも知的生命体の存在を認めざるを得ず、ジェイソンたちは再び宇宙に。月へ向かいます。

月に到着、引きの映像は全部ミニチュアで表現されます、ナイス。月の裏側に向かってみたところ、巨大な基地を発見。内部に潜入するとコールドスリープされた女性メラがおり、戯れに復活させてみます。生き返ったので言葉は通じないものの連れ出そうとしたところ、月に到着してから監視していた機械生命体に襲われてしまいます。辛くも撃退するのですが、レイが犠牲に。さらには着陸するために使用した月着陸船も奪われてしまいました。

どうしようもないので、ドラえもんの道具並みに非科学的な膨らむテントを組み立てて笑、中に入ったジェイソンとメラはとりあえずセックス笑
なんでやねん!お互いに抗体を持たない未知の病原菌持ってたら即死やで!笑
これが吊り橋効果というやつか…

2人がセックスしてる間に機械生命体は死んだブルース・キャンベルを取り込んでやたら面白い顔のマシンを製作し、窓からワー!させます笑。だんだん面白くなってきた!
なんだかんだ機械生命体にとっ捕まった2人、機械生命体の母艦に連れて行かれます。
機械生命体の狙いはジェイソン達の乗ってきた着陸船だったのです!1万4000年前から地球侵略の準備を着々と進めてきた機械生命体達、どーしても着陸するための船が作れなかったんです!そんなわけあるか!
あとはお約束、何故か月着陸船に搭載された爆弾で母艦ごとボカン!やったね!

地球に帰った2人は幸せに過ごしましたとさ、おしまい。

いやー、低予算だけど見せるところはしっかり見せてくれて、この手のが好きな方には満足できる作品となってますよ。
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