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オーロラの彼方へのバロウズのレビュー・感想・評価

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)
4.3
数十年前に父親フランクを亡くした主人公ジョンが壊れた無線機をがちゃがちゃ動かしてたらオーロラか何かの作用でどういう訳か死んだはずの父親と交信してしまうお話。要はタイムパラドックス物。
主演は「パッション」「デジャヴ」やドラマ「パーソンオブインタレスト」の実力派、ジムカヴィーゼル。父親役は『アメリカの良き父』を演じさせたら右に出る者はいない(多分)デニスクエイド。
無線機が過去に繋がっている事を知り、ジョンは何とか父親を死なせないように助言をし、父親を生還させることに成功するが、それにより未来が変わってしまい…。
基本はタイムパラドックス映画ですが、軸となるのは父と息子の絆、そして適度にサスペンス要素もあり、最後まで退屈せずに見れたし、ラストは感動的で涙してしまった。
消防士に警察官に野球、カントリーシンガーGarth Brooksによるエンディングテーマ(名曲!)など実にアメリカらしい秀作でした。
タイムパラドックス映画で有名な「バタフライエフェクト」よりも家族愛に満ちた作品で際どい描写も無いので、こちらの方が家族でも見やすいかも。


ちなみにこれのホラー版「恐怖ノ黒電話」なんてのもありますが、こちらもそれなりに面白い作品なのでホラー好きな方にはオススメしておきます。無線機が電話になっただけで設定はほとんど同じです。
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