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一心太助 男一匹道中記のAONIのレビュー・感想・評価

一心太助 男一匹道中記(1963年製作の映画)
4.0
本人で初めて新婚旅行したのは坂本竜馬と言われてましたが、なんと一心太助だったようです! 強欲な資本主義には理想主義で対抗。フランク・キャプラの如きヒューマニズムを、時代劇で表現する沢島節は、シリーズ最終作まで健在。

採点はちと甘いかもしれませんが、わたくし、この一連シリーズの一心太助のキャラクター、世界観が大好きなもんで。

シリーズ前作で亡くなっていたり、今回の舞台が江戸でなかったりして、大久保彦左衛門(月形龍之介)や松平伊豆(山形勲)といったシリーズ名物キャラが、回想シーンやワンシーンでしか出てこないのが残念なところ。

佐藤慶 、平幹二朗、田中邦衛という、本作品の悪役3人衆が、その後に約50年の時を経て大御所俳優として活躍したところが感慨深い。
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