このレビューはネタバレを含みます
超有名作なのに長い間観てなかったのは、「アカデミー賞受賞」とか「ハートウォーミングな感動作」とか、あまり見たくなる話が聞こえて来なかったから。
でも、実際見てみると、コメディとしてすごく笑えるし、年代ごとのヒット曲も聴けるし、アメリカ史をたどれて勉強になるし、楽しくて有意義な映画だった。
もちろんアメリカのことをよく知る人（例えばアメリカ人！）なら、もっともっと面白いんだろうなぁ。
そういう意味では、モノを知らない若者だった当時より、今観てよかった。ブラックパンサーの存在を知ったのも最近だもの。
ひとつ釈然としなかったのは、ジェニーはフォレスト・ガンプをジョージア州サバナに呼び出すまで、一人で息子を育ててたってこと。
身内もおらず、経済的にも乏しいワーキングシングルマザー。
妊娠がわかったとき、もしくは産まれた後、いくらでもフォレストを頼りたくなるタイミングがあったはず。
一番大変な時期に一人で乗り越えて、3、４歳になって、わざわざ少し落ちついてから呼び出すなんて。
病気が判明したから息子のあとあとのことを考えて…、という理由なら納得はいくけど、それじゃあ愛が薄まる気がするのは私だけ？
