KeN

フォレスト・ガンプ/一期一会のKeNのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観てこなかった作品だけど、今見れてある種正解だったかもしれません。

そう言う話だったのか!と言う感動が大きいです。

フォレスト・ガンプの真っ直ぐで愚直な性格が良い。無垢でいて、情熱も兼ね備えている(見てる側が感じる事だけど)し、彼に関わる人達も何処か優しい。

人は一人だけで生きてはいないんだなと教えられる作品でもありました。

自分はフォレストガンプの母親が言った「死は生の一部なのよ」と言うセリフを何処かで聞いた覚えがあったのですが、セリフと言うより同じ様な考え方を金八先生の作中で見たなとふと思い出しました。

そして、フォレストガンプの恋人であるジェニーに対する彼の一途さ。

「どんな時も君を想う」

まさに理想の恋の仕方と愛への生き方です。

何よりも彼女が亡くなった時、「君は土曜の朝に死んだ」と言うセリフが、いつも彼女を心の中で想い続けていたフォレストガンプだけが言えるセリフだなと思いました。母でもなく、親友でもなく、上司でもなく、いつも彼の心の中にいた彼女の存在が、「君」と言う大切であり他人行儀でもない人を表す言葉に繋がったのだと自分は思います。
同時に、彼がジェニーの墓跡の前で泣くシーンは自分も哀しくなりました。

冒頭で出てくるセリフが有名な本作ですが、それ以外にも沢山の見所がある素敵な作品だなと、今回知ることが出来ました。
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