大友勝利

フォレスト・ガンプ/一期一会の大友勝利のレビュー・感想・評価

1.0
「感動」の背後にある徹底した反知性主義とミソジニー。革新の時代であった60年代とベトナム戦争を経ても変わらない「純粋無垢な」アメリカ人フォレスト・ガンプと反戦運動を通して不幸になっていく女性ジェニーという構図はアメリカ保守派市民の歪んだ歴史認識そのものであり、彼らにとって理想的な構図であるのだろう。主人公を白痴に設定したことにより違和感なく観客に偏向した価値観を宣伝した点がプロパガンダとして優れている点だと思う。
大友勝利

大友勝利