Tai

フォレスト・ガンプ/一期一会のTaiのレビュー・感想・評価

4.4
その走る姿があまりにも爽快で。

何気に初鑑賞です(^_^;)
なんて心温まり、元気付けられる物語かと感動しきりですね!
確かにオススメしたくなる名作です◎

とあるバス停にて一緒にベンチに座る人へ、主人公フォレスト・ガンプが語り出す自らの半生の物語。

「人生はチョコレートの箱」という言葉が出てくるのですが、まさにその通りで、フォレストの人生という箱に入っているチョコレートを一粒一粒味わうかのような作品でした。
少年時代から決して恵まれているとは言えない環境や状況だったフォレスト。
ただ、どんな場面でも彼の真っ直ぐな行いで数々の奇跡を起こしていくという展開がなんとも感動的でした。
次はどんな奇跡を見せてくれるんだろうと思わせてくれる、各シーン一つ一つが名シーンですね( ´∀`)b

いつだって本当に急ぎたい時は自らの身体一つで飛び出していくフォレスト。
タクシーやバスを使わずに走り、船から飛び降り泳ぎ、どこまでもどこまでもその身1つで…
彼には自分のすべき事しか見えていなくて、しかし利益なんて概念の存在しない、いつだって純粋な行動だったからこそ、作品内外の多くの人の心を動かす人物なのだろうと思いました。
フォレストが何気にアメリカ史の所々に登場しているわけですが、彼がそんな事は全く関係ないと言わんばかりの表情であるのもまたその人物像を深めていましたね!

何度離れてもまた近くジェニーとの人生の対比も興味深い演出でしたね。
……ただ、彼女とのラストは…ちょっと納得がいかなかった‼︎いい年して大人になりきれない私としては…ちょっと、どうしてもモヤっとしてしまいましたね(;´Д`A


最近のチョコレート箱は開ける前から内容が事細かに記載されていて、味も想像しやすいですね。
でも、実際に口に入れてみると想像より美味しかったりする事も。
味ってこその人生と考えると、本作で幾度となく登場する「チョコレート箱」という例えは素晴らしい比喩であり、フォレストという男の箱は出会えて良かったと思える作品でした( ´∀`)b
Tai

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