運命に導かれながらも同時に風に浮かんでは漂い、出会いと別れを繰り返しながら前に進んでいく我々の人生について語られる。
フォレスト・ガンプの人生を辿りながら、それがアメリカの50〜80年代史にもなっていて、エルヴィス、ベトナム戦争、ブラックパンサー、フラワームーブメント、冷戦、ディスコ等が描かれていく。父親からDVを受けていたからかグレてしまったジェニー(ロビン・ライト)が主にそちらを担当。
どうしてそんなに私に優しいの?と聞くジェニーにフォレストは”You’re my girl.”と軽く答える。この映画を観るたびに、フォレストのように(そしてこの映画に出てくるババやダン中尉のように)人に優しく、約束を守り、一つのことに熱中する人になりたいと感じる。
トム・ハンクスはこの役でアカデミー主演男優賞を受賞(前年のフィラデルフィアから2年連続)。納得です。