まさに「恋に落ちる。」
冒頭のデーブグルーシンのマウンテンダンスという曲が何度も流れ、その度に2人の仲が深まる。
満ち足りた生活、善良な配偶者やかわいい子供を失うと分かりながら、理性で抑えようとしても止められない。
ハドソン川沿いメトロノース鉄道の通勤電車、ニューヨークの本屋などの空間で愛が育まれる。固定電話しかない時代のコンタクトの方法が涙ぐましい。
いわゆる不倫の物語であるが、1980年代前半は抑制的。
メリル・ストリープ、どうして存在感があるのだろう。やはり大女優としか言いようがない。ロバートデニーロはニューヨークが似合う。
この映画が1984年、小林明子の恋に落ちてが1985年というのはインスパイアされたのかな。偶然ではないでしよう。